【06/06/27】留置まし科学者魂
（最初のブログなので，やや前置きを・・・）。
私のインターネット生活は長い。ウェブサイトがない頃のNIFTYの初期会員でもあり，ＨＰ公開が可能になった頃にはテキストエディタとタグでＨＰを作っていたほどだ。それどころか，８ビットコンピュータもＤＯＳオンリーコンピュータも知っているし，ＤＯＳでのＣプログラミングは今でも自信がある。
それほど長いネット生活ではあるが，自分自身の名前を前面に出したＨＰを作ったことはなかった。ある字（あざな，ハンドル名）では作ったことがあったが，既に閉鎖して久しい。
なぜ，自分のＨＰを作らなかったか？
理由は単純である。全てとは言わないが，こうしたＨＰなど無意味，と思っているからだ。じっさい，おびただしいＨＰにしても最近急成長したウェブログ（ブログ）にしてもほとんど無意味である。
むろん，ショップや企業，研究機関などの公的機関のＨＰは意味があるし，きちんとした情報を提供しているサイトも有意味だろう。しかし，勝手なことを無責任に公表するだけのサイトもあって，これは無意味どころか「反意味」といってもよいと思う。
私は，むろん，大した人間ではないし，「不良脳科学者」というべき言動も多い。毀誉褒貶も激しい。そんな私のＨＰなど，無意味サイトの典型である。そんなサイトはつくるべきではない。
そう思っていたのだが，最近，少し考えが変ってきた。無意味と断じるのは行き過ぎではないか，「澤口俊之」のことを思ってくれている方々にとっては多少は意味があるのでは・・・，とまあ思ってきた次第だ。
それに，誰にでも当然ながら個性があり，独自な履歴と現状があり，したがって，独自な考えや思いがある。そんな独自な状況や思いをサイト上で公開することは，「予期せぬ意味」を生み出すかもしれない。
そこで，まあ，私など大した独自性などもっていないが，ＨＰ（＋ブログ）公開に踏み切った次第である（前置きが長い！）。
とはいえ，流石に私的な日記のような内容を公表するほど，私は露出癖はもっていない。
そこで出てきたキーワードは「科学者魂」である。
私にそれなりの独自性があるとすれば科学者魂ではないか，だとすれば，科学者魂で「ブログ調メモ」でも書いて行くことはある程度意味があるかもしれない。
しかも，人には「天命」がある。天から授かった使命と命である。使命はともあれ，命はいつ果てるとも限らない。野に下って久しい私はなおさらだ。
「身はたとへ何処の野辺に朽ちぬとも留置まし科学者魂」
尊敬する吉田松陰のもじり的にいえば，こうした思いでこの「ブログ調メモ」をしたためていきたいと思っている（続くかどうか自信はないが）。
