このブログは固すぎるとかなり言われるので，たまには（？）柔らかく・・・
本ブログに多少関係する加藤綾子さんのブログのようなものが普通（？）なような気もするし・・・
その加藤アナのブログ（3月17日付）でも書かれているように，先日，例の『ホンマでっか!?TV』の「沖縄ロケ」があった（さんまさんとブラックマヨネーズさんも当然ながら参加なされたが，素顔はTV画面以上に素晴らしい方々で，益々感心し好きになったものだ）。
私は諸般の事情であまり参加できなかったのだが，沖縄には個人的にも学術的にも色々な思い入れがあって，かなり興味深かった。
学術的な興味は，「遺伝子の琉球人クラスター」「長寿者局所地域としてのブルーゾーン」「沖縄方言vs.言語問題」「島嶼効果」など多岐に渡っていたのだが，実際のロケでは，こうした学術的諸問題などは（例によって）雲散霧消してしまい，結局のところ，なんとなく「卒業旅行」のような感じだった－－当番組開始から３年過ぎた３月中旬，ということもあって。
そして，３年過ぎた３月中旬での「卒業旅行」は比喩と言うより，現実的な感じもする。
ブログでは（他でもだが）TV関係のことはなるべく述べないようにしているのだが，このロケのせいもあって「卒業」を私的にはかなり意識している。
既に何度か強調してきたように，科学者として最重要なのは「意味（significances）」である。
その意味の希薄さが端的に現れていたのが沖縄ロケで，やはり「卒業（旅行）」は適切だと思う。
それに・・・，これはあくまでも私的感想だが，深夜帯の「勢い」がとくに最近になって低下してきたような気がする。深夜帯でかなり感じていた私的な面白さ・楽しさも希薄になった－－こちらがそうなのだから，これでは観ている方々もあまり面白くないのではないだろうか？
番組構成・コーナー等の計画・決定には私は当然ながら無関係だが，３年以上も（断続的とはいえ）出演させて頂いてきた番組なので，それなりに愛着がある。ホンマでっか!?TVはかなり斬新で独特な番組である，という気もするし・・・。
やはり，今後の当番組を自分なりにより意義深いものにするために「初心に戻って微力を尽くしたい」という私的側面でも，「卒業（旅行）」はやっぱり適切な表現だと思う（と，意気込んでも，出演しなくなるやもしれぬが・・・）。
|
|
